2016年 04月 22日
掌門人 |
(1969年 香港七海影業公司・聯邦影業有限公司)
馮爲駿(楊群)は、師匠の娘紫鳳(韓湘琴)と夫婦となったが
その夜、師母が1人密かに屋敷を出て行くのが
気になり楊群は、後を追ってみると
ある墓の前で、師母は20年前の事件の事を話し始めた。
20年前、嵐の夜に楊群の父親(詹森)は
同門の 孔烈(薛漢)黄飛龍(佟林)江雷(孫越)3人に殺害され
そして母親は、駆け付けた師兄 林正海(馬驥)に
“掌門の証”を渡し、幼い楊群を託し息を引き取った。
師母から話を聞かされた楊群は、両親の仇を討つことを決心。
妻となった韓湘琴を残し、3人の行方を探し1人旅立つことに。
その後、村人達が“嘉賓客棧”の主人である薛漢の事を耳にした楊群は
役人に扮し、客棧に姿を現しそして薛漢に明日の轎子の手配を依頼する。
その話を聞いた仲間の佟林は、手下たちに轎子を運ばせ
楊群を殺害し、大金を奪おうと計画する。
だが、佟林たちの様子をうかがっていた楊群が
手下の1人を追って行くと、そこには後を追ってきた韓湘琴の姿が。
父親に楊群を連れ戻すように言われてきた彼女だったが
再会を果たした楊群とともに、佟林たちが襲ってくると考え
自分たちは薛漢をさらう事を計画する。
翌日”鷹愁谷”で、楊群が乗っているとされる轎子を
佟林たちが取り囲み、襲撃するが中には捕らわれた薛漢の姿が。
そして楊群と韓湘琴の2人は、佟林たちを倒し
佟林は、楊群の持っていた“翡翠の瓢箪”を見て馮家の息子だと気づく。
↓”鐵娘子”の韓湘琴が可愛い。
彼らを倒した2人は、北へ向かったと聞いた孫越の行方を探す。
酒寮にいた孫越は、“翡翠の瓢箪”で楊群に気づき
古廟で、2人に襲いかかるが楊群らは負傷しながらも彼を倒す。
遂に父親の復讐を果たしたと思われた楊群らの前に
謎の片腕の男が現れ、20年前の事件の真相を話し始めた。
↓胡金銓の”空山靈雨”が良過ぎたベテラン孫越。
馮家の使用人だった彼は、嵐の夜に襲撃に遭い
隙を見て逃げ出したが、待ち構えていた男に腕を切り落とされた。
意識が遠のく中で、男の顔を確認すると
男の顔は、韓湘琴の父親、楊群の師匠林正海だった。
信じられない楊群は、韓湘琴とともに屋敷に帰り
待っていた林正海に言い出すことが出来ない楊群を見て
韓湘琴は父親に”過去に人の腕を切り落としたことがあるか?”と尋ねる。
そして楊群は20年前の事件の事を問い質し、林正海は認めることに。
楊群は、父親の復讐を果たすため林正海と対決する。
しかし、林正海の持っていたのは”木剣”だった。
20年前の事件の事を悔やみ、彼は1才だった楊群を育て
すべてを知った楊群に、自ら命を差し出したのだった。
復讐を果たした楊群は、すべてを後悔し酒に溺れる日々を送る。
林正海の後を追うように亡くなった師母と
仏門に入った韓湘琴のことを聞いた楊群は、彼女に会いに行くが
”もう戻ることは無い”と話す彼女から
父親から預かった“掌門の証”を手渡された。
↓すべてを失い崖から”証”を捨てる楊群にガチ泣き。
by bpearlR2012
| 2016-04-22 23:00
| 台湾系